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ギャラリー3D




平成31年10月


3D・住宅敷地関連の隣地境界杭と逃げ杭の一例です


郊外の隣地境界杭の状況は大体こんな感じではないでしょうか、足で蹴ってしまうと簡単に動きますので、直ぐに逃げ杭の設置が必要な理由がお分かりになると思います

ポイント数が多かったので丸一日費やした記憶が残っていますが、皆さんの町ではどんな感じで逃げ杭を打っていますか

何の変哲もない杭ばかりの写真ですからご参考にもならないかもしれません

青いスプレーを地面にも吹き付けているのは、逃げ杭が動いた場合に判別し易くするためです



土地家屋調査士が打ち込んだ杭の中心に細いステンレスの釘を打ち込んでから逃げ杭を打ち込みます

そして、できるだけ正確に逃げ寸法を測ってステンレス釘で逃げ杭に位置を出していきます

この場合の逃げ寸法の誤差は±2mm程度に収まっていると思いますが、様々な要素が絡み合いますので誤差 0 (ゼロ)にすることは非常に難しいことでしょう

特に下げ振りや水平器等を併用した時や高低差の大きい時等は更に誤差は大きくなってくると思います



逃げ杭の設置する場所は次の工事を考えて邪魔にならないところ、且つその工事が完了するまで逃げ杭が残っていなければなりません

池の中に水没する杭は浮いてこないように、また破損しない材質で強固に固定したほうが後々有益になると思います

現在ではGPSにより座標を利用して確定境界を復元出来ますので安心感はありますが余分な費用の出費は押さえたいものです

逃げ杭の打ち方は人それぞれ打ち方が違うと思いますが、ようは確定杭が動いても元の位置に正確に復元できれば事足りることです

今回は三角形で逃げ杭の位置出しを行いましたが、現場状況に応じて X,Y軸や角度を併用しながら偏心させて逃げ位置を出す時もあります

いずれにしましても簡単に元通りに復元出来ることが大切ではないでしょうか、測量機器は設置や設定に手間を要しますので職人さんはあまり使いません



杭の材料は木の残材を使っていますので種類や大きさはバラバラになっていますが、材料に反りやねじれ等が無ければ十分使用できますし

残材の有効利用の一環だと個人的には思っています







URL http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_housei.nsf/html/housei/15920040618123.htm
役所 不動産登記法(明治三十二年法律第二十四号)の全部を改正する





何の変哲もない杭ばかりの写真ですが


右側が確定杭、左側は逃げ杭です






法面の途中が境界です 手前側の敷地内に逃げ杭を打ち込み





木の根っ子付近の境界杭 この逃げ杭もこちら側の敷地に設置しまし





大体、現状と隣地との境が合っているようで
隣の狭い敷地に逃げ杭を打ち込みました





隣の石垣の下にある確定杭 隣の敷地に逃げ杭を打ち込んでいます





青色の杭は確定杭の位置を明示するため
併設しました
横に細長い石のほぼ真ん中が隣地との境
になります





池に水没してしまう杭です 水没する前に杭の周りをコンクリで固めま





石並べで破損してしまった杭ですが キッチリと逃げ杭が仕事をしますので大丈





逃げ杭を簡単に、正確に出せるように自分なりに定規を作ってみました


周囲が狭いので寸法が中途半端です、残材の材質はコンパネ t=15






直角(矩)が狂ったら正確な復元は出来ませ
角にはそれぞれ小さな穴を開けています





寸法に根拠はありませんが正確に各長さを
揃えます
大小、状況に合わせて使い分けました